どうもこんにちは、ムッシーです!
今回は21卒コロナ禍就活で、教育学部生でありながらクリエイティブ職を志望し複数の内定を獲得した戦略についてご紹介したいと思います。
ポートフォリオを作る上でどう自分を演出するか、美大じゃなくてもポテンシャルを見込んでもらうにはどうアピールしたらいいか、ムッシーなりの戦略を語ります。
少しでもこれから就活を迎える方の参考になれば幸いです。
その前に少し自己紹介。
ムッシーは現在、東京学芸大学の美術科で現役在学中です。
大学では教育学部に所属し、グラフィックデザインを専攻しながら大学ホームページの記事を編集・デザインしたり、
フリーのグラフィックデザイナーとしてお仕事を貰って活動しています!
<どうして学芸大?|なんで難関美大を蹴って学芸大美術に?から>
夢を夢で終わらせないで!
教育大からクリエイティブ職に内定3つの戦略の極意とは?
戦略の極意①スキルの掛け算
いきなり100万分の1の人材になろうとしてないか?
ところで「3つのキャリアを掛け算して100万分の1の人材になる」という話、聞いたことはありますか?
”ある一つの道で100万分の1のスペシャリストになることは、その仕事をずっと続けていればなれるような簡単なことではない。一握りの天才のみが達せる境地なのである。しかし、自分自身が100分の1人の人材になれる分野を3つ持っていれば、その3つのスキルを掛け合わせて100万分の1の人材になることができる”
という藤原和博さんが著書の中でキャリアデザインの考え方について解いた話です。
100万分の1のスペシャリスト的人材、それは例えば、超一流のプロ野球選手みたいな人です。
小さい頃から夢を定めてそのためにひたむきに努力をして、天才という名をほしいままにしたような人。
多くの人がそういう超一流のスーパースターに憧れて、ひとつの道で勝負しようとします。
でも今の時点でそんなひとつの道を極め抜くようなスキル持ってないな〜
そうなんです。多くの人はそうだと思います。もちろん例外なく私も!
そもそも超一流のプロ野球選手レベルの人は本当に一握りですから、
その道で100万分の1のスペシャリストになることはとても競争が激しく難しいことです。
また一つのスキルに依存しているわけですから、それが技術の革新や進化によって古くなってしまったり、怪我やサービスと停止などによって使えなくなってしまったら仕事がなくなってしまうような脆いものでもあるわけです。
ですから、いきなりその道で100万分の1のスペシャリストを目指すような一点突破法は、この変化の激しい時代においてあまり賢明ではないと思うのです。
スキルを掛け合わせて「100万分の1の人材になってくれそう」な人材になる!
ここで、「スキルの掛け算」の考え方を新卒採用の就活戦略に持ち込んで考えます。
すなわち何か一つのスキルで一点突破するのではなく、複数のスキルの掛け合わせで幅広い活躍・成長が見込めることをアピールするのです。
実は藤原和博さんの著書の中でお話しされている本当の意味でのスキルの掛け合わせはもっと長いスパンでの話で、それ相応の技術の熟練が必要ですが、新卒採用においては転職とは違ってポテンシャル採用なので、
もしかしたらこの子将来的に100万分の1の人材になってくれそうだな!!
と思ってもらうことが大事だと思います。
ですからクリエイティブ職に関係ないからと思わず、大学で経済に本腰入れて学んできたなら経済を強みにすればいいし、教育なら教育で、自信を持ってアピールすればいいと思うんです。
私も最初は美大・芸大出身者はクリエイティブ系に有利だと羨ましく思った時もありました。
でも「教育」という彼らがもっていない武器を自分は持っているのだと思えば、自分には自分の見せ方があるとわかって気持ちが楽になりました。
ムッシーは「教育×デザイン×企画」
現時点で自分が100万分の1の人材だなんて毛頭思っていません。所詮は学生レベルです。
でも自分なりにこの3年間真剣に向き合ってきたテーマがこの3つだったので、これらを自分の武器と置き換えてアピールしてみようと考えました。
新卒採用においては企業側も即戦力を期待しているわけではありませんから、
- これまでどんな風にそれらに向き合ってきたのか
- 困難な時にはどう対処してきたか
- どんなスキルを磨いてきたのか
- これからこの3つをどう伸ばして御社に貢献させていくことができるか
などビジョンをもってアピールできれば一般大からクリエイティブ職は全く不可能ではないと思います!
戦略の極意②将来性
志望職種への熱意、志望企業への熱意
「一般大からクリエイティブ職を目指すのにはきっと何か理由があったはず」面接官はそう思うはずです。
そこであなたというフィルターを通して見たクリエイティブ職の魅力や理想を語ることができれば、その志望動機はあなた自身の経験から語られた唯一無二のストーリーになり、テンプレ志望動機のライバルを一蹴することができます。
また、その業界や職種のことをしっかり勉強して、相応の熱意を持っていれば「この想いは本物だ」と志望動機の裏付けにもなります。
具体的に熱意をアピールする手段としては、
例えば自らでワードプレスを勉強してサイトをつくったとか、デザインのコンテストに応募するために1ヶ月かけて制作したとか、何かその職種を目指すにあたってアウトプットした経験があると「入社してからも意欲的に仕事をしてくれそう」と熱意が評価されやすいと思います。
入った姿を想像させる「再現性」が最も大事?!
ここでアピールするエピソードは、なんでもいいわけではありません。
「ビジネスにおける再現性」が感じられないと、大学生の自己満足的なエピソードと捉えられてしまいます。
ビジネスにおける再現性とはどういうことかと言うと
その学生がアピールしている経験や強みが、仕事となった時に、会社に貢献する形で再現できるかどうかということ。
例えば、
(就活生)
ゼミの研究でチームリーダーを務め、チームをコンテストで優勝に導きました!
(面接官)
我が社に入社してくれたら、チーム全体をマネジメントする力や結果にコミットする姿勢を発揮してくれるんじゃないかな?
このように面接官に「その経験・強みならきっと我が社で活躍してくれそう!」と活躍する姿を具体的にイメージさせることが大事です。
逆にこのアピール法を押さえていれば、ほとんどスキルのない人であってもポテンシャルを見てもらえて、希望の職種につくことができるというわけです。
戦略の極意③人間力
育てたいと思わせる力
とあるエージェントの調べによると、調査を実施した企業の約7割が「明確な採用基準はない」と回答したデータがあります。
つまり、明確な採用基準で合否が出ているというより、面接官との相性や学歴、心象により評価されているケースが多いということです。
想像して見てください。
研究室に入りたいという後輩が二人いたとして、
一人はこれまでやってきたことや自分の凄さを偉そうに話す自分勝手な子で、もう一人はやってきたことを謙虚に話す素直で実直そうな子だったら後者の方が「いろいろ教えてあげたいな」「入って面倒みてあげたいな」って思いますよね。
面接官も人間です。いかに相手の懐に入れるか、育てたいと思わせられるかが結局最後の決定打になっていると思います。
これはコミュ力の有無ではなくて、相手の気持ちを想像することで対処できることです。
まとめ
美大じゃなくても、クリエイティブ職につける!
美大出身じゃないからデザイナーになれないかも・・・?私も最初はそう思っていました。
けれど、
就活をしていてそんなことないんじゃないか?と思うのです。
実際に大手制作会社の会社説明会でも、一般大卒を一定数デザイナーとして採用していると言っていましたし、その時登壇されていたデザイナーさんも一般大卒の方でした。
たしかに、少数精鋭の制作会社だと全くの未経験を1から教育するのは難しいところもあるかもしれませんが、だからといって採るところがないわけではありません!
むしろ、職人気質で仕事はするけどコミュニケーションが円滑に図れない方や、こだわりが強すぎで頑固で協調性がないタイプは
歓迎できないと説明会でデザイナーさんがおっしゃっていました。
美大じゃなくても挑戦のチャンスは皆平等にありますから、
然るべき時に備えて最高のポートフォリオを準備しておきましょう!
今回はここまで。最高のポートフォリオの準備したいなら、ぜひ魅せ方の極意編を参考にしてください!
はじめに読んでほしい >【選考通過率100%】就活用ポートフォリオ|全貌公開編
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