なんで難関美大を蹴って学芸大美術に?

 どうもこんにちは、ムッシーです!

 

ムッシーは現在、東京学芸大学の美術科で現役在学中の身でございます。

大学ではグラフィックデザインを専攻しながら大学ホームページの記事を編集・デザインしたり、

フリーのグラフィックデザイナーとしてお仕事を貰って活動しています!

 


 

 

こんなに自由にやりたいことができているのも東京学芸大学に入ったからで、可能ならもう一度違う専攻で入り直してもいいなと思うくらい学大を満喫しています(笑)

 

 

そこで今回はなぜ私が美大を受験して、多摩美・武蔵美・京都造形から合格をもらい、それらの選択肢があったにも関わらず国立の、しかも教員養成大学である東京学芸大学に通うことを決めたのか?についてお話しします。

 

 

 

 

 

なんで難関美大を蹴って学芸大美術に?

 

前の記事のなぞりになりますが、

もとはと言えば私は高3まで国立大の工学部志望でした。(→デッサン初心者が難関美大受験に挑んだ話

 

でも高校3年になって「やっぱり夢を捨てきれないから美大を受験したい!」という私の懇願を聞き入れてくれた

両親が、「私の意思を尊重して、やれるところまでやらせてみる」という名目で美大受験を許可してくれたのが

始まりでした。

ですから、あくまで両親としては私に悔いが残らないように私立美大は受験させて、

実際に通う大学は私と両親との間で合意がとれる大学に行くことが条件でした。

 

 

 

そうして両親との格闘の末、

私が選定した美術が学べる大学選びの軸がズバリ、この3つ。

 

 

1. 国公立であること


やはり美大に行くか行かないかの悩みの種は学費じゃないでしょうか。

ただでさえ美術を学ぶということはお金がかかることなので、うちではこの条件は絶対でした。

もちろん承知してはいましたが、多摩美・武蔵美に受かった後で行けないと決まった時は泣くほど悔しかったです。

今ではいい思い出ですが(笑)

国公立ではギリギリまで筑波大学 芸術専門学群と迷っていました!

 

ちなみに、国公立で美術を学べる大学は他にもこんなにあります。(スタディサプリ進路 調べ)

学科を強みに美術系大学を受験したい方など要チェックですね!

 

  1. 札幌市立大学 デザイン学部 デザイン学科
  2. 金沢芸術工芸大学 美術工芸学部
  3. 秋田公立美術大学 美術学部
  4. 愛知県立美術大学 美術学部
  5. 広島市立大学 芸術学部
  6. 尾道市立大学 芸術文化学部
  7. 佐賀大学 芸術地域デザイン学部
  8. 岡山県立大学 デザイン学部
  9. 静岡文化芸術大学 デザイン学部
  10. 筑波大学 芸術専門学群
  11. 東京学芸大学 教育学部
  12. 沖縄県立芸術大学 美術工芸学部
  13. 東京芸術大学 美術学部
  14. 京都市立芸術大学 美術学部
  15. 京都工芸繊維大学 工芸科学部

 

 

 

 

2. 東京であること


私がなぜ東京にこだわるかというと、進路指導をしてくださった恩師の美術の先生が

「迷ったら東京に行きんさい。芸術を学ぶ者なら常に新しいものに触れられる環境に身をおかないと!」

と言っていたからです。

 

たしかに週末にサッと上野や六本木にある展覧会に行けたりする時は東京にいて本当に良かったなと思います。

それに、都心の方に行くと最新技術に驚かされることが結構あって、そういう最近のトレンドを持ち帰って大学の仲間と共有して、制作に結びつけたりできるので良い環境だなと思います。

 

 

ちなみに、東京学芸大学は東京都の都心から少し離れた小金井にキャンパスを持っています。

キャンパスは一つなので、国語科、社会科、理科、数学科、英語科、家庭科、音楽科、カウンセリング科、、、など多種多様の専攻の人が一拠点に集まっています。

なので例えば、大講義室の授業でグループを組んだら、数学・英語・理科・国語・美術で「どうもこんにちは」ってなります(笑)

 

 

 

3. 大学のブランド力


入学前から卒業後の進路を考えるのは少し頭の痛くなる話かもしれませんが、

まだ「絶対になりたい夢」が固まっていない人はこれで選ぶのも手だと思います。

 

 

特に、自分が興味のある職種、業界において優秀な卒業生をたくさん輩出していたり、

先進的な研究をしていたり、その世界でイニシアティブを握っているブランド力のある大学を出ていれば

卒業後の進路や在学中においても何かと社会から信用を得やすくなると感じます。

 

例えば、私はグラフィックデザインをするのが好きなんですが、

”教育界において名の知れた東京学芸大学の学生”がデザインをするとなれば

「じゃあ小学校向けに配るイベントのチラシのデザイン、お願いしようかしら。」となるように、

大学のブランド力が作用することで目には見えない恩恵を受けていると感じます。

 

だからこそ、大学のブランド力や知名度で大学を選ぶ人が多いのではないかと思います。

 

 

 

しかし、私はこの「大学ブランド至上主義」は少し危険な側面があると思っています。

なぜなら、本当に多くの大学生が

入ることを目的として受験を頑張りすぎるがために、そこで燃え尽きてしまって、目標の大学にせっかく入れても入れたことに満足して自己研鑽を怠ってしまっているように感じるからです。

 

大学のブランド力で大学を選ぶこともひとつの手ではあると思いますが、

それだけでは確実に片手落ちになります。

「大学のブランド力を踏み台にして頑張ってやるんだ!」くらいの気概で、大学名を過剰に崇拝しないことがムッシーは大切だと思います。

 


まとめ

 

  1. 国公立であること
  2. 東京であること
  3. 大学のブランド力があること 

 

 

美術が学べて、上記の全てが揃っていたこと、

それに加えて卒業と同時に教員免許が取得できること多様な専攻の人と交わる機会が多い点、都心へのアクセスの良さなど総合的に考えて東京学芸大学がベストだと思いました^^